僕の姉ちゃん
最近見ている海外ドラマを見ようとAmazonプライムにしたら、
ふと視界に入ってきたドラマ。
「僕の姉ちゃん」。
黒木華ちゃんは大好きだけど、前情報が何もない状態で見始めた
「僕の姉ちゃん」。
即、沼。
1話24分で完結という気軽さも手伝って、10話完結を3日で見終わってしまいました。残念。
父親の海外赴任に母親がついていき、兄弟の二人暮らしが始まったところから話がスタートします。
猫背でひょろっとしていて気弱でおっとりな20代そこそこの弟。しっかり者で自分の哲学を持つ30代そこそこその姉。仕事から帰宅した2人の会話がとてもいいんです。
仕事のこと、恋のこと、とにかく、等身大です。
「弟よ」
と、いって語り始める姉ちゃん。
「姉ちゃん、この話題にもう飽きちゃった?」
と、あきらめ半分で笑う弟。
中でも
『弟よ、あんたの良いところ、たけし(学生時代からの親友)は知ってて今でも仲良くしてるわけでしょ。別に、あんたの良いところをあんた自身が知らなくても、いいんでないかい?私だって知ってるし』
『僕は姉ちゃんのことを実はよく知らないけど、姉ちゃんはあんな風にドーナツをお皿にドンって置かないと思う。絶対に』っていう場面が特に好きです。
(セリフはうろ覚えです。私の脳内解釈が入っている可能性大です)
顔も性格もタイプなのに、ハイタッチした瞬間まったくときめかなかったり、逆にまったくタイプ違いなのに、ひたすらデートが楽しかったり、思い出作り(年老いたとき、男性にチヤホヤされた記憶を思い出す)のために他の男性とデートしたり、仕事で擦り減って泥酔して帰宅したり、そんな等身大の姉ちゃんを等身大に演じる黒木華ちゃんがとてもとても素敵です。
素直で、裏表のない弟役も、ドンピシャ(笑)
インテリアとか、ファッションとか、何よりも音楽が素敵で、日本のドラマっぽい空気感が最高でした。
普段、私生活で音楽や映画、ドラマなんかを人にすすめることなどない私が、勤め先の仲間に思わずすすめてしまったくらいです。しかも、実は彼女も「僕の姉ちゃん」はご存じで、原作者の益田ミリさんの大ファンだったというオチ。
ごめん、私益田さんの存在を初めて知った。
みうらじゅん&リリー・フランキーの対談集を読み終えたら、益田ミリさん読むから。その時に漫画を貸してね。
両親が帰国で最終会。